有価証券報告書を読み込む
今日は子供の寝かしつけがうまく行ったので、夜中に、最近気になっている会社2社ほどの有価証券報告書を読み込んでました。
この2社は四季報で見つけて、ちょくちょく値動きを追っていたんですが、ちゃんと調べてなかったなあと思って、有価証券報告書を読んでたんですが、残念ながら2社とも
「おもてたんと違う!!」
って感じでした。
会社の出してるIR資料、決算短信、会社説明資料、会社HP、会社を分析するための資料は無数ありますが、
私の場合、しっかり分析しようと思った会社は、まず直近年度の有価証券報告書を通読します。
有価証券報告書の良いところは、
①法律で様式が決められている
②会社の概要を掴むのに必要十分な情報がまとまっている
というところですね。
①は、どの会社の有価証券報告書を読んでもどこに何が書いてあるのかわかっているので、読んでいて迷子にならないし、慣れるとスーっと頭に入ってくるんですよね。
②は、業績の推移からから始まり、沿革、組織、経営の状況、財政状態、、、と投資するにあたって最低限知っておきたい情報が詰まっています。
家電を買う時って、必ずスペックを確認すると思いますが、有価証券報告書は、言うなれば株のスペック表のようなものですね。
逆に、有価証券報告書の悪いところは、適時性がないところです。
決算短信が45日ルールで決算日の約1ヶ月後に開示されるのに対して、有価証券報告書の開示は更に1ヶ月以上先になってしまうので、かなり遅いです。
なので、最初の分析は有価証券報告書、その後の業績の確認は決算短信、というふうに使い分けています。
もちろん、有価証券報告書だけみて投資することはなくて、有価証券報告書を読んで分からなかったことは他のIR資料で探したり、場合によってはIRに電話したりして不明点を潰していきます。